緊急地震速報受信装置とは?
気象庁が配信する「緊急地震速報」を受信して、大きな揺れが来る前に、予想到着秒数と予想震度を知らせる専用の装置です。
緊急地震速報は、気象庁から出される地震の情報ですが、この情報を確実に知るには専用の受信装置が必要となります。
専用受信装置は独自のネットワークを使った装置ですので、TVをつけていないときでも受信し、安心です。また、専用受信装置はスピーカーなどの各種機器との接続も可能となっており、いざという時に確実に役立つよう配慮されています。
現在、ご家庭用の受信装置も開発されておりますので、火災報知機と同様、今後は企業・家庭に必須の機器になってくるでしょう。
緊急地震速報受信装置の仕組み
地震波には、「P波」と「S波」の二つがあります。
「P波」:揺れが弱い 伝達速度は速い
「S波」:揺れが強い 伝達速度は遅い
気象庁では、この二つの地震波の伝達速度の違いを利用し、緊急地震速報を出します。
地震が起きたとき、震源地付近の地震計がキャッチした「P波」の情報をもとに、震源地の緯度、経度、震度、マグニチュードを瞬時に計算します。
気象庁はそのデータを緊急地震速報として伝達します。
受信した緊急地震速報の情報をもとに、強い揺れをもたらすS波の予想到着秒数と予想震度を瞬時に計算し、音声や電光掲示板によってお知らせします。
専用受信装置と公共放送との違い
緊急地震速報はTVやラジオを通しても放送される予定になっていますが、「地震対策」として考える上では、専用受信装置の設置・導入をお勧めします。
■細かな地域設定
公共放送では、細かい地点・到達秒数までは放送されません。
緊急地震速報受信装置では、受信装置設置場所をサーバーに定点入力するため、設置場所での震度・到達時間を瞬時に計算してお知らせしますので、より具体的な情報を事前に知ることが出来ます。
■起動の有無
公共放送を受ける機器(TVなりラジオの機器)の電源が入っていなければ、当然その情報を受けることが出来ません。また、電源が入っていても、通常の音量では気づかない場合もあります。
専用受信装置では、あらかじめ設定した音量・掲示方法により、24時間いつでも受信情報をお知らせします。
■専用機器との接続
専用受信装置は、いざという時にいち早く情報を共有化し、揺れに対する対策をとるために、スピーカーや工場ラインの制御システムなどとの接続が可能です。
■子機の活用
専用受信装置は子機の増設も可能ですので、会議室などの別の部屋で設置することや、ご家庭で1階と2階に設置することも出来ます。
企業での受信装置の活用メリット
■企業責務を果たす
企業にとって、大地震後でも事業を継続して維持できる体制を作ることは、いまや企業責務となっています。受信装置を活用することで、甚大な被害を免れ、震災後にいち早く事業を再開することが出来ます。
■従業員・お客様への安全管理
従業員や訪れるお客様の安全を確保することは、企業の義務です。緊急地震速報受信装置により、多くの従業員・お客様の安全を確保することができます。
■従業員への福利厚生
従業員が企業に求めるものの一つに充実した福利厚生があります。それは食堂だったり、休暇だったりと様々ですが、緊急地震速報受信装置を設置・導入し、従業員の安全を確保している、という点は従業員への福利厚生として、十分なアピールとなります。
■企業評価のプラス
事業継続管理(BCM)の体制が取れている、顧客や従業員の安全管理体制が取れているということは、プライバシーマークやISOの取得と同様に、今後BtoBの場面においても高く評価されます。
家庭での受信装置の活用メリット
■揺れに備える
事前に揺れに備えることにより、慌てることなく、避難行動をとることが出来ます。
小さいお子様や年配の方がいる場合には、なおさら、事前に揺れを知ることが被害を抑えるポイントになります。
■落下物からの回避
ご家庭では以外に落下物・転倒物によるケガが多いものです。
受信装置を導入することで、落下・転倒の可能性のあるものからいち早く離れ、被害を最小限に抑えることが出来ます
■火の始末
本震後、火事が起こることは良くあります。
受信装置を導入し、事前に火を消すことで、甚大な2次被害をもたらす火事を減らすことができます。
■地震ストレスの軽減
普段は気にしていない人が多いでしょうが、一度大きな震災に見舞われると、「いつまた地震に見舞われるか?」という恐怖は大きなストレスとなります。
地震を事前に知ることは、このストレスを軽減します。。